僕は趣味で15年以上投資をしております。
投資を始めて間もないまだまだ素人だった2006年にライブドアショックを経験し、2008年にはリーマンショックをまともに受けてしまいました。そして2011年には東日本大震災もあり相場が荒れました。
しかし相場のステージからは退場せずに今に至ります。今では投資でも安定的に収入を得ることが出来るようになりました。
という事で今回は、コロナショックともいわれる今の相場について記事を書かせて頂きたいと思います。
有事の時のドル円相場
2008年にリーマンショックがありました。
記憶している方も多いかと思いますが、その時はドル円相場は円高に振れました。ずるずると引きずったまま2011年に東日本大震災も重なり、ドル円相場はそれまでの最高値の76円台まで円が買われたことも記憶に新しいと思います。
2007年のサブプライム危機の時も円高に振れました。
有事のときは安定資産と言われる円が買われるというのが今までの通説でした。
なぜ今円安に振れているのか
しかし今回は、一度は円高に振れ101円台まで上昇しましたが、今現在110円まで円安に振れています。米国が利下げを発表したにも関わらずです。今までの通説を覆しました。僕も15年以上投資をやってきて初めての経験です。なぜ円安に振れているのかを僕なりに考察してみます。
こちらは日経平均株価のチャートです。
見事に下落しています。今現在約30%の下落でしょうか。
そしてNYダウのチャートです。
こちらも鮮やかに下がっております...
今までの通説だと、先述した通り世界的な恐慌の場合、安定資産である円が買われ円高に振れるはずなんです。しかし今回は、一度は円高に振れましたが、今の所円安基調となっております。
ここからは僕個人の考察です。
リスクオフ(リスクを回避したいという思惑)となり世界的株安となりました。リスクを回避するために持っている株を売り払う形です。
ここで今までの恐慌ならば、安定資産の円を買う投資家も円ですら信用できず、世界一の流通量を誇る米ドルの購入(米ドルに戻した)に走ったのだと思います。
この恐慌相場をどう乗り切るのか
こうなると今までの相場の方程式は通用しないことになります。今の相場は誰もが経験したことのない混乱相場なのです。
僕の勝手な予想ですが、おそらく今からは円が買われ中長期では円高に振れて行くと思います。そう思ってはいるのですが怖くて手は出せません...こういう相場のときは手を出さないというのが一番の得策だと思ってます。
僕も持っていた為替ポジションを1つ以外はすべて決済いたしました。
その残りの一つというのがこのポジションです。結構前にトルコリラは下がると思っていたので売りで持っていたものです。しかしこれも週明けには決済する予定です。
さいごに
今回のコロナショックの円相場の動きは、おそらく多くの人が今までに見たことのない動きをしています。こういう相場のときは手を出さないに限ると僕は思っています。相場の方向性が決まってからでも全く遅くはありません。
手を出すにしても、普段のロット数の半分、またはそれ以下のロット数で取引をすることをお勧めいたします。